下りでリアブレーキが使えない恐怖

実は最初にマフラー交換した時に重大な不具合が発生していた。マフラーの抜けの良さを試すべくセローと共に林道を登りまくっていた。さらに先の未知のエリアを探索しようとしていた矢先、気づいたら既にリアブレーキがスッカスカだった。スカスカとわかっていてもつい力いっぱいペダルを踏んでしまう。

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一旦止めて降り、落ち着いてよく見てみることに。手でブレーキペダルを下に押してみる。

少しだけ圧がかかったと思うと下まで降りきってしまう。あれ?

シューーーッ!!

なんとホースからブレーキフルードがスプラッシュ!

どうやらノーマルとは違う位置になったマフラーの一部が、車体が沈み込みスイングアームが持ち上がった際にブレーキホースと接触してホースが熱で熔けて穴が空いているようだ。

とりあえず下山するが石や砂、落ち葉で滑りやすい下りの林道をフロントブレーキのみで下るのは恐怖でしかなかった。

 

翌日余っていたブレーキフルードと新たなメッシュホースでリフレッシュ!

もちろんもう接触しないように取り回しを変えて。

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マフラー交換その後 音量について

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先日純正マフラーから「プロライナー XR-1」フルエキゾーストステンレスマフラーに交換したわけだが、インドネシア🇮🇩プライドとは如何に!?

キュルルル…ボバババババババン!!!!

ボババババァン!!!!

・・・

まぁ知ってはいた。

知ってはいたが絵に書いた様な爆音笑笑

所謂爆音なのである。アイドリングはまだ静かという情報もあったがエンジンをかけた初爆から低音響く直管か!?これは?と思えるほどの爆音だ。

開き直ってそのまま仲間と走りに行った結果、自分の排気音で相手のインカムの音声が聞き取れないという障害が発生してしまった。

これはさすがに消音しなければということで早速バラしてみる。スリップオンではないのでドリルでサイレンサーの根元のリベットをもんで除去

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さぁオープン

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おっ?パンチングの外側には意外にもグラスウールがぎっしり巻かれていた。
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だがストレート構造のため大した消音にはなっていないようだ。とりあえず消音と言えばコレ!!ダイソーのステンレスたわしを入れてみよう。

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中央のパンチングの中にポンポンポンと3つほど詰め込んで飛び出し防止で出口付近を細めのステンレスワイヤーで縦横に張ってみた。

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そしてサイレンサーに戻しリベッターでバチンっと留めてやれば完成だ。
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LETS試走してみよう。

純正と比べればうるさいが低音が抑えられて音量も下がりなかなかいい感じじゃないか?そこまで詰まった感じもなく、仮のつもりだったがこのままでもいいんじゃないか?と思えてきた。
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ほぐれて飛び出してきた縮れ毛を除いては…

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軽量化その2マフラー交換

前回に引き続き軽量化を進める。

純正の重いパーツの代表格である純正マフラーを交換したいと思う。

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このデカいのが純正マフラーだ。

早速外してしまおう。
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ズシッっっ

うぅっ手で持ってみるとホントに重い、、、計ってみたところ4.7Kgもあった。ちょっとしたミニチュアダックスフンドを乗せているようなものか。

 

そしてこちらが今回購入したインドネシアの「プロライナー XR-1」フルエキゾーストステンレスマフラーだ。サイレンサー部分にはインドネシア🇮🇩プライドと書かれている。

爆音なのは既にわかっているがフルエキの割にはお安く手に入るのでどんなプライドが詰まっているかまずは試してみる。
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サイレンサー部はスリップオンではなく一体になっている。中央あたりで分割されてツーピースになっているがつなぎ目にはご機嫌な隙間ができる。近くにステー等の固定する部分も無いのでグラついて排気漏れしそうだ。

とりあえず液体ガスケットで隙間対策をしておこう。
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出口はφ40とこのクラスにしては大きい

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ものの30分程で交換完了。

なかなかやりそうなルックスだ。フェンダーレスに続きサイレンサー部が小さくなったことでリア周りがスッキリし、短足なKLXがやや腰高感がアップしたのもメリットだ。
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肝心な重量は

純正マフラー:4.7kg→プロライナー:1.9kg

2.8kgもの軽量化になった。

音量音質の方はまた次回に。

軽量化まずはフェンダーレス

非力いや、まろやかなエンジンのパワーウェイトレシオを少しでも上げるためにまずはすぐにできること、巨大なリアフェンダーを取り除いてフェンダーレス仕様にしてみた。

それと意外と重かったタンデムステップも取り除いた。その2つで約1kg程は軽量化になったので(軽量化については後日正確にまとめる)テスト走行に出た。

f:id:shippuh_zinrai:20240407173915p:imageテールランプとウインカーは純正を残したが一目瞭然おしりがスッキリした。

うぅーんコレコレ!

気分を良くして雪も残る中セローと共に雪山に向かう。そこでは完全な敗北が待っていた…

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雪道、登らない……

少しでも雪が深いとすぐにスタックしてしまう。シート後方に座ろうが全くトラクションもかからない。というか雪を掘っていくのみで推進力にならず…

一方セローに乗らせてもらうと、多少空回りはするも難なく登っていける。

この決定的な差は何なのか!?

タイヤなのか?

セローの方が太いから接地面積の違いか?

 

はっ!?

まさかフェンダーレス化によりリア荷重が減ったせい!?

そんなまさかっ

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とりあえず深い雪道は諦めて帰る。

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フェンダーレス化で得たものそれは

背中への泥はね雪跳ね融雪剤跳ねだった…

新しく嫁に来た子はちょぴりスパイシーな…

さて、この度新しくウチに迎え入れる車両がある。

東南アジア向けに発売されたタイカワサキ製造の「KLX150BF」だ。名前の通り150ccと中途半端感は否めないが、国内ではお馴染みのKlX125とほぼ同じフレームのボディにフロント倒立フォークと21-18インチのフルサイズタイヤを装備した不思議なモデルだ。

※日本市場へは正式導入されなかったが、販売店が輸入することで流通していたらしい。

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早速乗り出してみる。

噂に聞く「マイルドで扱いやすいエンジン」。

遠回しでなくて一言で遅いと言ってほしい。もう少しスパイシーだと思ったけどココナッツミルクでまろやかな味付けになっているようだ。まぁ確かにまろやかだが自分の用途にはそこまでパワーも求めていないし、キャブレターを採用しているのでいざとなればボアアップや給排気&キャブレター変更によるパワーアップも狙っていけそうだ。

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シート高は870mmで両足つま先がチョンと付く程度。

そこはいいとして、気になる車両重量は118kg

250ccと比べれば決して重くは無いがやはり「軽さは正義」まずは外装を脱がせてみた。

ふむふむ…なるほど。余分な者を排除していけばある程度の軽量化はできそうだな。

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まずはとても重い純正のサイレンサーを替えるためにこの子のカスタムが熱い国インドネシアよりフルエキマフラーを取り寄せるのであった…

1KHセロー225 スイングアーム塗装

知り合いに1989年式セロー225のスイングアームを塗装してくれと頼まれた。

頑張って下地処理をしてきたそう。

手が入らない奥の方は川砂でサンドブラスト処理しようとしたが、砂が湿っていて思うように射出されないので諦めてそのまま塗装する。

 

f:id:shippuh_zinrai:20231216122219j:image塗装前の状態

洗浄後に脱脂するのを忘れたがプライマーを入れてとりあえずサフェーサーを塗る。

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オマケでグラブバー(タンデムバー)も塗ってくれと持ってきた。

 

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軽くペーパーを当てたところ、錆でまっ茶色に…本人は手を入れて欲しそうだったが

ここはスルーしてある程度落としたら塗ってしまおう。


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まずプライマーを塗る。

ここで、部品と一緒に持ち込まれた塗料

なんとダイソーのつや消しブラックスプレーで塗ってくれと持ってきた。f:id:shippuh_zinrai:20231216122225j:imageこいつだ。

使った事は無いが試しに塗ってみた。

パターン吹きは出来ない丸吹きのみのようだ。

シリコンオフで脱脂していざ塗装

んー、やはりというか、、一気にかけることしかできないしハジきが凄い。エア圧力はそんなに弱くないんだけど当然ミストが大きくて、ラッカー特有の乾かしながらハジきを抑え込む塗り方もできない。とりあえず膜をつけて乾燥してみたが、揮発が遅い。溶剤のせいなのかな。

肌もボコボコで塗り重ねたかったが、残った下地の塗膜が犯されそうなので結局落とした。

 

まだ少しラッカー黒の塗料の在庫があったのでスプレーガンで塗り直す。

そしてメインのスイングアームのシルバーを塗り、タンデムバーとまとめてクリアー塗装。

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乾燥中。パウダー塗装じゃないので強度が心配だけど、綺麗にはなった。早く組み込みたい。

オイルタンクが粗相する件

当時のCRM乗りには定番⁉︎の問題のようだが、

フレーム下側のオイルタンクの蓋(オイルレベルセンサー)部分からのオイル漏れ問題がウチの子にも当然あった。

あったのだが、見えないふりをしていたら

いつのまにか悪化して酷いことになっていた。

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漏れたというより吹き出した?レベルの大惨事に。そして汚れも付いてめちゃくちゃ汚い。

当然今度はここが最優先事項に決定された。

まずはタンクのベタベタオイルを拭き取り、蓋を抜き取ってみる。

だいたいがこのキャップ部分が劣化して痩せたせいでそこから染み出すのがお約束のようだ。

だが実際そんなに痩せた感じもなく、抜き取るのにかなり硬くて苦労した。

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タンク側が変形している可能性もあるが、はっきりした原因はわからないのでとりあえずキャップの内側部分にシールテープを巻いておき、様子をみることにする。

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閉めた感じはいい具合のキツさ加減だ。

 

ホームセンターの安物2ストオイルを入れてエア抜きをして完了。

何故あんなに上の方までオイルまみれになっていたのか不明だが、これで解決しなければ新品のオイルセンサーを購入してみよう。古いバイクだけに色々な部品が廃盤になっている中、

まだ手に入るようなのでさっさと買えばいいのに‥‥また後回し。

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