憧れの多孔プレート

前からずっと気になっていた多孔プレート。

リードバルブ内に多孔プレート(パンチングメタル)を仕込むことでリードバルブ内に乱流を起こし、燃料の気化を促進させ中低速のトルクアップ及び燃費アップするという。

下半分スッカスカ、ブン回すから燃費もイマイチ。そんな自分のマシンに欲しいところがギュッと詰まった、そんな訳、、いやそうだったら、、とにかく夢のような改造である。

では早速いってみよう。

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取り外されたリードバルブ。

内側の樹脂パーツを縦に7割ほど切り込み、そこへ厚さ0.5mmのアルミのパンチング板を入れるのが今回のミッションだ。

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厚紙で型紙を作り、パンチング板を切り抜いて微調整していく。

f:id:shippuh_zinrai:20230718172423j:imageこんな感じか?

だいたい狙い通りだろうか。

しかし2ストの肝であるリードバルブにこんな事してはたして良くなるのだろうか?

あまり情報もないし疑問に思いながらも進めてみる。とりあえずのテストのつもりでパンチングの穴の大きさは1種類しか使用してないが、もうひとつ穴の小さい物を奥側半分に付けているパターンの人の方が多かったのが気になる。

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ミッションコンプリート!いかにも抵抗になりそうだが

とにかく取り付け、とにかくテスト走行へ。

 

パァァァァァァアアアアン!!!!

・・・・ぐぅっ…

こっ

これは・・・・!?

トルクねぇー(笑) これはいつもの乗り味だ。久々に乗ったせいか、トルクもりもりアップを期待しすぎたせいか、違いがよくわからない。ただ、元々が少し濃すぎるセッティングなので もう一度キャブセッティングしてから、燃費も測ってみよう。

そうだ。燃費はきっと爆発的によくなって…

とにかく高回転型すぎてパワーバンドは相変わらずググッとくる。 のか、下がスカスカすぎてパワーバンドに入った時の違いの差でパワーバンドの加速が凄いと感じてるだけなのかはわからないが、このパワーバンドでしか走れない乗り方だと燃費もあまり期待しない方が良いのかも。

こっそりと小さいパンチングの準備もしておいた方が良さそうだ。

リードバルブからエアフィルターへの吹き返しも後で確認してみよう。諦めるのはまだ早い。